動画の種類と効果的な作り方

スマートフォンの普及や通信回線・5Gなどの高速化に伴い、右肩上がりの動画広告市場ですが、どのような動画を作ったり依頼したり、どのような媒体でUPすればいいのか悩ましいところです。ここでは動画の種類と動画の放送媒体を紹介し、動画の効果的な活用方法について簡単ではありますが、ご説明させて頂きます。

 

1:最初に

冒頭に「右肩上がりの動画広告市場」と記載しましたが、実際はどのくらい伸びてい市場なのでしょうか。それは以下の図から読み取れます。

出典:サイバーエージェント、2019年国内動画広告の市場調査を実施|株式会社サイバーエージェント

2018年度の推計・予測では2020年は3,289億円、2023年は2018年の約2.7倍の5,065億円となっております。もちろんコロナ禍の影響は加味されていないのですが、需要は今後も伸びていくと予想されています。特にスマートフォンへの需要がすごく増えており、スマートフォンで再生できる動画・媒体が有利なのが分かるかと思います。

2:動画の種類について

動画の種類(用途)についてはこの他にもありますが、主に図のようなものが挙げられます。

1:分譲地PR動画→不動産の分譲地の販売促進が目的

2:セミナー・研修動画→企業の研修やセミナーの記録が目的

3:ブランディング動画→認知が目的

4:採用動画→人材の新規採用が目的

5:会社紹介動画→企業の業務内容の認知などが目的

6:商品・サービス紹介動画→商品やサービスの紹介が目的

7:イベント告知動画→イベントの内容や日付の告知・集客が目的

 

3:動画の放送媒体について

動画の放送媒体はまずスマートフォンでのYoutubeなどが思い浮かぶかと思いますが、その他にも色々あります。

1:Youtube→月間アクティブユーザー数6,200万人以上の最も親しまれている動画共有サービス

2:Twitter・Instagram・Facebook→若者を中心とした動画も共有できるソーシャルメディアサービス

3:シネアド→映画館でのTVCMシネアド

4:ブルーレイ・DVD→ディスクに記録した動画媒体、複製・大量配布可能なブルーレイ・DVD

5:サイネージ→店頭や店内での再生が可能なサイネージ

6:街頭ビジョン→巨大なモニターを活かしたPRが可能な街頭ビジョン

7:TVCM→動画広告の代表と言えばTVCM

4:まとめー効果的な動画の作り方とはー

様々な動画の種類があり、様々な動画の放送媒体があることがお分かりいただけたかと思います。基本的にはこの組み合わせで動画広告、動画プロモーションを行っていきます。では具体的にどのようにこの動画の種類と放送媒体を選べばよいのでしょうか。それは動画を作る目的から逆算していくことが重要です。何の為に動画を使って広告・プロモーションを行うのか。いつの間にか動画を作ること自体が目的になっているケースが多く、せっかく作った動画もあまり効果がでないということがあります。動画を作る手順として

1:動画を作った広告・プロモーションでの目的を明確化

2:目的の達成の為にはどのような種類・内容の動画にするのか選定

3:目的の達成の為にはどのようなターゲット層に届ければいいのか放送媒体を選定

上記3つの工程が非常に重要になります。

例1

1:化粧品の新商品を20代・30代の女性メインに売上をUPさせたい(目的)

2:商品紹介動画でモデルよりもモーショングラフィックスを使い、成分や価格をPR(動画の種類の選定)

3:ターゲットは20代・30代女性なのでインスタグラム広告で出稿(動画の放送媒体の選定)

弊社実績

 

例2

1:新春初売りセールを告知して、幅広く来客してほしい(目的)

2:イベント告知動画を作成、イベント開催告知や来場プレゼントなど動画で伝える(動画の種類の選定)

3:幅広い年代に幅広く告知したいので、TVCMに出稿(動画の放送媒体の選定)

弊社実績

 

例3

1:温浴施設をオープンしたので、館内をじっくり紹介して来客につなげたい(目的)

2:施設紹介動画でモデルを使って、見た人に実際に来たような目線で館内を伝えたい(動画の種類の選定)

3:Webサイトに来た人を取り逃さない為に、Webサイトに動画を掲載(動画の放送媒体の選定)

弊社実績

 

今や動画がスマートフォンで気軽に撮影でき、編集ソフトも機能を気にしなければ無料で利用できるものもあり、以前より動画を作ることのハードルは低くなってきています。低価格帯で発注できる業者も増えてきています。だからこそ本来の目的を見落としがちで、ただ動画を作って満足してしまうケースが多くなっているように思えます。大事なのは動画を作ることではなく、なぜ動画を作るのか、という目的になります。目的を最初に明確にしておき、それを念頭に置けば、どんな動画を作ったらいいのか、どんな感じで発注・依頼すればいいのか、それほど悩む必要はなくなるでしょう。

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