Go To Eatキャンペーンが各都道府県でスタートします。

新型コロナによる景気低迷の支援策として政府より打ち出されたGo Toキャンペーン。東京が除外となっている中、2020年7月22日より一足先に始まった「Go Toトラベル」に関して、赤羽一嘉国土交通相は15日の閣議後の記者会見で、8月末までに利用した宿泊者が1339万人に達したと発表しました。

続いて飲食店・農林水産業支援としてGo To Eatキャンペーンが10月から各地域にてスタートする予定となっております。それに先駆け農林水産省では、Go To Eatキャンペーン公式サイトを9月15日に公開。内容説明と参加希望店舗の問い合わせ先として日々更新しているようです。

Go To Eat キャンペーンとは?

Go To Eatキャンペーンは政府が決めた感染防止対策を実施している店舗であることを条件に、店内飲食をメインとするお店が登録対象※1となり、飲食にかかる費用の一部を国が負担するというものです。対象店舗になるためには、事前に登録手続きが必要となります。登録方法に関しては農林水産省のサイト(https://gotoeat.maff.go.jp/)をご確認ください。
※1 接待・遊興を伴う飲食店は対象外となっています。

Go To Eat キャンペーンの種類

Go To Eatキャンペーンには2種類あります。

1.プレミアム付き食事券の発行

地域の飲食店で使えるプレミアム付き食事券を各都道府県等の単位で発行します。
食事券発行事業者は2020年8月25日の時点で33府県で決定、9月8日には食事券発行事業者の二次公募され、10月1日に14都道県の採択がされました。

<プレミアム付き食事券の概要>

  • プレミアム付食事券は、販売額の25%を国が負担します
    例) 12,500円の食事券を10,000円でご購入頂けます
  • プレミアム付食事券でお支払いの際、おつりはでません
  • 購入制限: 1回のご購入にあたり、20,000円分までとさせていただきます
    ※エリアによっては、8,000円単位での販売となり、購入上限が16,000円分までとなる場合があります。
  • 販売期間: 2021年1月末まで
  • 有効期限: 2021年3月末まで

こちらは窓口もしくはWEB上(京都府、大阪府では全国のファミリーマートで購入もできるそう)で購入し当該都道府県内の登録店舗でお食事をした時に利用できます。こちらは登録済み店舗がテイクアウトやデリバリーをしている場合、そちらで利用することもできるため店内飲食に抵抗がある方も利用促進されそうですね。

<例:兵庫県のGo To Eatキャンペーン>

発⾏セット数 最⼤ 80万冊(1冊 12,500円、額⾯ 500円×25枚綴り)
販売価格 1冊 10,000円で販売
購⼊限度額 1日当たり1人2冊まで
使⽤期間 令和2年 10 月29日(木)~令和 3年3月31日(水)まで

販売方法:WEB受付 または 購入申込はがき送付
     事務局から購入予約はがきが返送。購入予約はがきを持参し、希望の販売場所にて購入。
     購入者の制限はありません。兵庫県内でお食事をされる方ならどなたでも購入できるそうです。

兵庫県では参加飲食店の登録申請は10月1日より開始されました。店舗検索の開始は10月29日を予定しているようです。他の47都道府県もすでに店舗登録申請が開始されているようです。各都道府県の事務局も前出の農林水産省のHPにて随時更新されるとのこと。こちらにも新たな情報があれば記載しますね。

2.オンライン飲食予約によるポイント付与

オンライン飲食予約サイト経由で、キャンペーン期間中に予約・来店をしたお客様に対し、次回以降にキャンペーン参加飲食店で利用できるポイントを付与します。対象となるのは店内での飲食のみですが、事業者のシステム次第で、付与されたポイントをテイクアウトで使うことは可能とのことでした。

<オンライン飲食予約によるポイント付与の概要>

  • 付与されるポイント:昼食時間帯は500円分/夕食時間帯(15:00~)は1000円分
  • ポイント付与の条件:1回の予約あたり10人分(最大10,000円分のポイント)
  • ポイント付与期間: 2021年1月末まで
  • ポイント有効期限: 2021年3月末まで
    ※一部オンラインサイトにおいては、一定額以上のお会計の場合にポイントが付与される場合があります。

オンライン飲食予約事業者に指定された13事業者15サイトにて本キャンペーン対象の登録店舗を事前に予約。来店・飲食後にポイント付与される仕組みです。ポイント付与までに数日かかることもあるそうです。

<15サイトのご紹介> 出典:農林水産省Webサイト(https://gotoeat.maff.go.jp/)

ぐるなび https://www.gnavi.co.jp/
食べログ https://tabelog.com/
Yahoo!ロコ飲食予約 https://loco.yahoo.co.jp/
一休.comレストラン https://restaurant.ikyu.com/
EPARK グルメ https://gourmet.epark.jp/
EPARK https://epark.jp/
HOT PEPPER グルメ https://www.hotpepper.jp/campaign/gotoeat/
favy https://www.favy.jp/
トレタ https://toreta.in/jp/
オズモール https://www.ozmall.co.jp/restaurant/
Retty https://retty.me/
LUXA https://luxa.jp/
ヒトサラ https://hitosara.com/
Chefle https://chefle.com/
大阪グルメ https://eguru.jp/osaka/

 

Go To Eat キャンペーンに店舗登録するには?

では実際に店舗ではどのように登録をしたらいいのでしょうか。
まず参加条件である店内の感染防止対策を行う必要があります。農林水産省が発表しているものを一部を抜粋しました。世間でも「密」を避けるために行われている一般的な内容となっています。以外にも、接触確認アプリの紹介(国・自治体の指定をご確認ください。)や農林水産省の事前通告なしに行う訪問調査への協力などの記載もあります。

次にプレミアム付き食事券の利用可能店舗になるか、オンライン飲食予約のポイント付与参加店舗になるか参加するキャンペーンの種類を選びましょう。もちろん、両方の参加店舗となることも可能です。

・プレミアム付き食事券に関しては、店舗の住所により都道府県単位で申込先が決まっています。該当のキャンペーンサイトに飲食店の方へ向けた登録方法が掲載されておりますのでそちらをご確認ください。

・オンライン飲食予約のポイント付与に関しては、登録する予約サイトを店舗様で決める必要があります。どの予約サイトもキャンペーン期間中の基本手数料は無料ですが、送客手数料やキャンペーン後の基本手数料の取り扱いに違いがあります。店舗の特性とサイトの特性を見極めて、登録するサイトを絞る方がいいかもしれません。

 

まとめ

ユーザー側面からすると、お得に食事ができるのであればと予約サイトを活用したり、プレミアム付き食事券を購入したいところですが現時点では登録店舗が集まっていない状態です。登録店舗さえ集まれば、WEBでの購入申請を受け付けていることも多く県外の方でも購入しやすくなっているので、ぜひ活用していきたいですね。

今後、店舗では登録手続きを済ませ対象店舗であることを告知・掲示することで集客に繋がりやすくなります。ポスター掲示からセグメントをかけた告知などでお悩みの場合は、お気軽にご相談くださいね。

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