Google広告で急に配信が止まったときに確認したい事

本記事で得られる事

「広告配信が止まった際の心構えが出来る」

と、大々的に書きましたがあくまでも筆者が経験、もしくは聞いたケースです。
様々な理由で広告が止まってしまう事例がありましたので、その時の対応をまとめてみました。

不承認ステータス

審査が通過したからと安心は出来ません。
広告運用の審査はクリエイティブだけが対象ではありません。
クリエイティブに問題が無くてもアカウントやLPが原因で配信されない事もあります。
これまでに起こったケースを以下よりご案内します。

 

 

ケース1:広告は承認済みなのに配信が全くされなくなった。

原因:前日の配信が日予算の200%に達していた。

Google広告では効果があると判断した場合、日予算の最大200%まで配信します。
例:日予算1,000円の場合、最大で2,000円分配信
逆に効果が無い場合は時間帯により完全にストップする事がります。
広告に関して特に警告が出ていない場合は暫く様子を見てみましょう。

極端な表示例

解決方法:他の原因が想定出来ない場合は様子を見ましょう。

 

原因:LPが何かしらガイドラインに触れていないか。

順調に広告配信される中で広告が表示されなくなったケースです。
例えばキャンペーン中にLPに修正を加えた事でポリシー違反を起こした場合、明確に不承認エラーが出ますが、そうでない事案もありました。

正確には「制限を受けている」状態でしたが、半日以上表示されない為LPの修正を行いました。
これで問題解決かと思いきや全然表示される気配が無いので広告も再入稿しました。
結果、広告配信が再開されました。

解決方法:広告だけではなくLPも疑いましょう。

 

ケース2:広告の審査状況を見ましょう

広告は定期的に審査されています。
場合によっては不承認判定に切り替わる事があります。
その場合はポリシー違反を修正します。広告に手を加えると自動的に再審査が始まります。

審査状況は下記のように「ポリシーの詳細」を表示しておくと確認しやすくなります。
ポリシー確認

 

ケース3:キャンペーン/広告グループ/広告の何れかを止めている

原因:配信が一時停止になっている

日々設定を行う中でキャンペーン・広告グループ・広告の何れかを一時停止にしている可能性があります。
特にキャンペーンを複数パターン作って運用した場合は注意しましょう。
非常に単純ではありますが、人が操作している以上はあり得る原因です。

解決方法:再開したい項目を一時停止から「有効」に切り替えましょう。

 

ケース4:配信終了日を超えている

本来予定していた配信終了日を超えたキャンペーンを展開する場合、広告予算を追加した所で配信が継続される事はありません。
終了日を設定しているキャンペーンを延長する場合は、併せて配信終了日も更新しましょう。

解決方法:配信終了日を更新する

 

ケース5:設定した日予算が低すぎる

原因:「予算による制限」が掛かっている

期間中の広告予算が低すぎる場合、Google広告の判断で広告の表示が制限されます。
広告はたくさん表示される程クリックされる可能性が上がる為です。
制限なので全く表示されない訳ではありませんが、出来れば日予算を上げましょう。

低予算による配信制限

解決方法:日予算を上げる

 

ケース6:キーワードが全然検索されていない

検索広告のケースですが、そもそも検索クエリの低いキーワードばかりだと表示される事が難しくなってきます。
また、登録したキーワードを除外キーワードに含めても表示されなくなります。

解決方法:検索クエリの見込めるキーワードを増やしましょう。除外キーワードも見直しましょう

 

ケース7:ターゲティングが狭すぎる

極端に狭いエリア設定やオーディエンス設定をすると、対象となるユーザーが少すぎる為ほとんど表示されなくなる事があります。
そのような場合はターゲティング設定を緩く(もっと広い範囲で)設定を見直してみましょう。

解決方法:ときには狭めすぎたターゲティングを広げる事も大切です。

 

ケース8:広告スケジュール設定

広告のスケジュール設定を行っている場合、配信対象外の時間は広告が表示されません。

解決方法:意図通り配信されるよう広告のスケジュールを見直しましょう。

 

ケース9:自身で広告を見ようとしている

広告主や関係者が意図的に検索して広告を確認する事はお勧めしません。
理由はクリック率を下げる要因になりますし、クリックすれば課金もされる為です。
何度も検索してクリックしない場合は、Google広告側で見込みの無いユーザーと判断されて広告も出なくなります。

解決方法:自身がターゲットユーザーで無い場合は広告が出ないのが自然です。

 

どうしても解決しない場合はGoogleのサポートを受けましょう!

Google広告は有料サービスなのでサポート窓口もあります。
メールや電話(2020年6月現在はコロナの影響で休止中)は平日のみ対応となります。
※GWや年末年始などの長期休みは別途告知があります。
審査に関してはケース毎に明確な答えが出る訳ではありませんが、何かしら解決の糸口が見えるかも知れません。

▼Google広告 ヘルプコミュニティ
https://support.google.com/google-ads/community?hl=ja
過去の質疑応答や新たな質問が出来る場です。
※回答者は同じ広告主であり、Google社員ではありません。

▼Googleヘルプセンター
https://support.google.com/google-ads/gethelp

▼Googleサポートセンター(2020年6月現在 コロナの影響の為休止中)
電話:0120-590-092
※サポートを受けるには、10桁のお客様IDとGoogle広告のログイン時に使用しているメールアドレスが必要です。

 

最後に

Google広告と言っても様々な業種・配信方法がありますので、ケース数は多種多様かと思います。
審査の基準は広告主からするとやや不透明な部分もありますが、まずはどのポリシーに違反したかを冷静に紐解く事が大切です。

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