簡単。便利。デジタルチラシ概要と各社の特徴まとめ
皆さんは普段、どこで買い物をするか決まっていますか?
コロナ前まで、私は決まったスーパーで休日に一週間分の食材や日用品を買うのと併用し生協の宅配を利用していました。それがWithコロナと言われる今、取り巻く環境に変化がありました。
変化1. スーパーの特売やポイントUP日などの集客キャンペーンがなくなった
変化2. 各店のチラシが少なくなった
変化3. 宅配の商品が品薄(抽選)になり、スーパーに行く回数が増えた
これらは私の身の回りの変化ですが、全国的に同じ状況になっていることがうかがえるアンケート調査結果を各社それぞれの視点より発表しています。
目次
コロナ前と今では消費者の意識はどう変わったのか
※参照:トクバイ 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)買い物影響レポート
※参照:株式会社ONE COMPATH 『Shufoo!』 調べ
※参照:2020年5月20日 日本経済新聞折込広告緊急アンケート調べ
以上のアンケート結果からもわかるように、外出自粛傾向にある中では情報の取得元が限られ、今まで飽和状態だと思われていたメディアが再認知されていることがわかります。
このようなユーザーの意識変化に対して行動はどうなるのでしょうか。
WEBで情報収集をします。その中でも情報の精度と鮮度が高いもの(お店自身がリアルタイムで更新しているなど)と近くのお店が網羅されている情報先を選ぶことになります。その結果、デジタルチラシ(主にチラシをWEB上で配信するサービス)の閲覧数が各社とも伸びて行ったのです。
各デジタルチラシサービス会社のまとめ
Shufoo! <運営:ワンコンパス>
URL:http://www.shufoo.net/
運営会社:株式会社ONE COMPATH(ワン・コンパス)
ユーザー数:月間1100万人
登録企業数:4400企業(12万店舗)
上限設定付き従量型課金制:〜15円/EUU数+配信設定費
※2019年11月時点
チラシをはじめとしたお買い得情報やイベント・売り場情報、今日のおすすめなど、様々なお店の魅力を最大月間1,100万人のスマートフォン・PCに届けるサービス。予算や商圏・届けたいユーザー数にあわせて事前に月額上限を設定した上で配信できるため、広告予算オーバーの心配はありません。店舗独自のタイムセールなどがお届けできるタイムライン機能やクーポン機能などファンを増やせるコンテンツも搭載。
トクバイ <運営:ロコガイド>
URL:https://tokubai.co.jp/
運営会社:株式会社ロコガイド
ユーザー数:月間1000万人
登録企業数:5万店舗
定額プラン:5000円〜/1店舗
※2020年3月時点
日本最大の料理レシピのコミュニティサイトであるクックパッドの事業部として立ち上がり、2016年に独立した「トクバイ」。チラシ掲載をはじめ商品ごとの投稿やお店の混雑状況が一目でわかる混雑ランプのサービスも提供開始した。配信数制限がなく、月額定額制のため料金を気にせず配信プランを組めます。上位プランでは配信レポートのほか閲覧シェアや関心レポートも取得可能です。
LINEチラシ <運営:LINE>
URL:LINEウォレット内
運営会社:LINE株式会社
ユーザー数:月間8400万人 ※LINEアクティブユーザー数
登録企業数:149店舗
従量型課金制:30円/uu数+10円/セッション数+基本料金1000円/店舗
※2020年9月時点
コミュニケーションアプリLINEの8400万というユーザー数を活かし大規模なリーチを実現。セグメント配信やPUSH配信などユーザー特性に基づいた配信が可能です。チラシ投稿のほか個商品データのUP、店舗ページでは特集バナーが設定できます。2020年9月時点では流通小売業への限定案内となっています。今後、商圏エリア内のロイヤル顧客に「LINE公式アカウント」を通じたプッシュ通知による訴求が可能になる予定。
まとめ
若い世代の新聞離れを背景に、スマホで確認できる店舗情報がまとまったサイト・アプリの存在感が大きくなりました。そしてコロナによる外出規制により、各社とも一段とユーザー数を伸ばして来たように思います。しかし同時に、今までゆっくりと読めなかった新聞が改めて見直されているという記事を目にしました。ニューノーマルが叫ばれる今、紙とデジタルは共存を始めたように感じます。
タイムリーな情報は、店舗からでも気軽に投稿できるデジタルが最適です。アプリ内でお気に入り登録されているとプッシュ配信できるメディアが多いため、瞬間的な集客を期待できます。と同時に、伝えたい思いや取り組みは紙で配布し、じっくりと読んでもらうべきです。活字だからこそ伝わるのが人の思いだと考えています。
デジタルチラシも折込チラシも、今までの概念だけで使い分けるのではなく、様々あるアプローチ方法の中の一つとして利用していくことが大切です。選択肢に迷った場合は、お気軽にご相談くださいませ。
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